2005年12月 7日 (水)

秋波を送ってしまった俺って一体全体…

 9・11総選挙投開票日の直前、関連会社であるテレビ局のローカルニュースで、選挙終盤情勢のナマ解説@スタジオという、なんとも無謀なことをやらされました。

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2005年10月 7日 (金)

新自由主義社会の縮図

 「亡国のワイドショー~選挙取材の現場から①」で、選挙取材の合間に垣間見たテレビ局の下請けの実態について、こんなことを書いた。

彼らは、取材して編集してナレーション入れて、字幕(スーパー)入れて、つまり5分なら5分、そのまま放送できる完成番組にした上で、著作権丸ごとテレビ局にわずか数百万円で買い取られてしまうのだそうだ。
 何台ものカメラと助手とレポーターを東京からこんな地方まで送り込み、数百万円でペイするのかね?とも思ったのだけど、それを成立させるのが、カンバン方式プロダクションシステムの肝なんだろう。

 TV制作会社ディレクターさんだというハコフグマンさんが、テレビが見放されるで紹介しているテレビ局の実態というのは凄まじい。

 もっとも、こういう仕組みって、これから日本の労働環境の行く末なのかも知れぬ。
 テレビ局に限らず、いち早く“規制緩和”された運輸(宅急便、タクシーetc…)業界や人材派遣業の実態というのは、もう労働絶望工場みたいなもののようだ。

 ハコフグマンさんは、
 自由主義社会・日本の縮図でもある。しかしながら、多くの人は選挙結果を見る限り、これからもよりハードな格差社会を希望しているようだ。
 
 と指摘されている。まったく同感だぁという次第。

 ところで、時事を考えるさんの 世界中のTVがいながらにして観れる時代 とも若干被るのだけど、現在のテレビ局は下請けいじめと依存の裏返しにより、単独で(つまり正社員のみで)、ニュース一つつくることができない。

 日本中の制作会社が一斉に決起したら、面白いことが起きるだろうなぁ。
 もっとも、こういう場合、必ず抜け駆けする人間がいる(万国の労働者は団結できない)ので、それは無理か。

 実態改善策の一つとして、CSなんかを利用した多チャンネル化(発注者が増えて売り手市場になれば、相対的に制作会社の発言力があがる…かな?)があると考えるのだけど、元TBS記者による「メディア裏支配」なんかを読むと、本当に必要な規制緩和が、もっとも妨害されているんですねぇ。

 TV危機 制作会社が人材難

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2005年9月20日 (火)

ちょっと真面目に選挙制度の話

 まずは、18日に投開票されたドイツ総選挙の獲得議席と得票率を。
キリスト教民主・社会同盟 225 35.2
社会民主党 222 34.3
自由民主党 61 9.8
左派党 54 8.7
90年連合・緑の党 51 8.1
(2005/09/20 朝日新聞)
 次に、11日に投開票された日本の総選挙の獲得議席と得票率を。
  小選挙区ショウセンキョク 比例区ヒレイク
自民ジミン 219 47.8 77 38.2
民主ミンシュ 52 36.4 61 31.0
公明コウメイ 8 1.4 23 13.3
共産キョウサン 0 7.3 9 7.3
社民シャミン 1 1.5 6 5.5
国民コクミン新党シントウ 2 0.6 2 1.7
新党シントウ日本ニッポン 0 0.2 1 2.4
その 18 4.8 1 0.6
(2005/09/13 朝日新聞)


 ドイツを見るまでもなく、日本の得票率と獲得議席の乖離は異常だ。
衆院選:自民圧勝、得票率と議席数がかい離する小選挙区制

 そもそも、日本に小選挙区比例代表並立制が導入されたのは、政治と金の問題にかかわる“政治改革”が、いつの間にか、巧みに選挙制度の問題にすり替えられたからだと記憶している。

 小選挙区制度導入後も、汚職やら秘書給与詐欺事件は絶えてない。

 小選挙区制によって政権交代が起きやすくなる、などと喧伝されていたけど、民意を忠実に反映していれば、自民はとうの昔に(自公、合わせても)過半数を大幅に割っている。

比例代表小選挙区連用制のご提案
 ※中選挙区制でも、相当な死票が出ざるを得ないので、得票率と議席数には乖離が生じる。


 選挙制度の主眼は、民意の忠実な議席数への反映に置くべきで、議席数に人為的なバイアスをかける必然性というのは、どういう理由を立てても成り立たないと考えるのだが…。

すべての政党がその得票率に応じた議席を連邦議会で得られるようにするのが、選挙法の主旨である。

 民意を正確に反映すると、小党乱立で政治が不安定になるとも言われるけど、ではドイツが致命的な政情不安に陥ったことがあるのだろうか。

 余談。  同じころ、政党助成法が通って現在、年間約400億円!もの税金が支出(共産は受け取り拒否)されている。確か、政党助成法の引き替えとして、企業・団体献金の禁止が謳われたはずだけど、どうなったんだ?

 企業・団体献金については「見返りを求めない献金は背任であり、見返りを求める献金は賄賂である」の格言?が、すべてを言い表している。

 政治活動は政党の事業収入と個人献金で賄うべきで、この点で公明と共産は正しい。

 個人的には政党助成金も企業・団体献金も廃止、禁止すべきと考えるが、過渡期として、せめてどちらか一本にすべきだろう。  税金の無駄を言うなら、この400億円をまずなんとかしろよ。

 閑話休題。
 見せ物としては、定数500の全国区でバトルロイヤル、ってのも面白そうだけど、100万票取った1位と5万票の500位が同じ扱いでいいのかという問題もありそうだし、銭酷区じゃないが、候補者は大変だ(建前上“公正公平”を旨とするマスコミも大変!)。

 完全比例だと、人を選べないという問題も出てくるので、小選挙区比例代表連用性か小選挙区比例代表併用制が適当と考えていますが、いかがでしょう。

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2005年9月14日 (水)

小泉新自由主義への対抗軸

 硬いタイトルほど中身がないのでご容赦を。

 「新聞出身のそのジャーナリスト氏も1週間くらい、新自由主義とその対抗軸としての保守的社民主義みたいな視点で取材に入っていました。」
創価学会、IQ、寄生虫、深層心理、民営化ジュース、賽銭箱、死屍累々、愚民選挙etc…

 流石、と言っては失礼というか僭越なのだけど、今回の総選挙で注目すべきは、小泉“構造改革路線”への対抗軸としての、社会民主主義主義的な政治潮流の存在感、意義ではないかと考えた。

 自公歴史的勝利に目を奪われているけど(それはそれで恐ろしいことだ)、小選挙区制度下では、創価学会の下支えがあった上で、数%の有権者を煽って投票所に足を運ばせれば、大勝できるということを証明しただけに過ぎない。

 むしろ今回、留意すべきは、特に地方での“造反議員”“古い自民党”の生き残り、復活じゃなかろうか。
 もちろん、自分はいわゆる利益誘導的政治家というのは嫌悪するのだけど、彼ら彼女が生き残り復活できた背景には、小泉新自由主義路線への対抗軸としての存在があるような気がしてならない。ま、敵の敵は味方みたいなものだ。

 例えば、山口二郎氏は民主党の敗因を、
小泉人気にあおられて、民主党も小さな政府に向けた競争に参加した。公務員削減や歳出削減を自民党と競っても、インパクトはない。民主党は小泉政治を否定する言葉を持たず、小さな政府に対抗する社会ビジョンを持たなかった。だから、負けるべくして負けたのである。

 と分析し、その上で、

自民党に新自由主義という背骨が立ったことが、今回の選挙の最大の変化である。小泉流構造改革によって生活を奪われる人々を代表する社会民主主義的政党を立ち上げることができなければ、国民は選択肢を持てないままである。その先に待っているのはファシズムである。

再分配を否定した政治とは何か

 と指摘している。

 こうした実感は、現場でも感じられていて、地域はぜんぜん別だけど、友人の新聞記者も同様のエントリを立てている。

まさに民主主義は「数の論理」そのものなんです。それに、「遅れてきたサッチャリズム」の構造改革路線に対しては、欧州社民主義的な理論構成でしか対決軸は構築できない。

 さらに、マニフェストライクに、民主党が採るべき政策課題を挙げている。

1.8時間労働しても生活保護受給額を下回っている金額の最低賃金の引き上げ。
2.サービス残業の罰則付き禁止(経営者を含む)と徹底した取り締まり。
3.有給休暇の80%取得義務づけと月間労働時間の上限設定(罰則付き)=過労死対策法。
4.ヴァカンス法の制定(連続休暇の確保)
5.派遣労働者の一定期間後の正社員登用の義務づけを法制化
6.大規模なフリーター対策(フリーター、派遣にも対応できる厚生年金制度の構築)

民主党が訴えるべきだったこと!? 

 民主党が採るべき路線は、有権者の大多数を占める一般サラリーマン、ニートやフリーターといった無組織労働者層を取り込む政策を打ち出すことだろう。

 もし、小泉構造改革路線の見かけ上の圧勝に目を奪われ、これからも「小さな政府」「官から民へ」といった空疎なスローガン政治に追従した時、民主党の凋落と崩壊は本物になるんだろう。

 劇場だ洗脳だとも指摘された今回の総選挙だけど実は、有権者の大多数は、そんなものに左右されなかったということは、各社の出口調査で分かっている。
 
 遅れてきたサッチャリズムに対抗するには、遅れてきた「オリーブの木」ではないかと考えるのだけど、これはまた別のエントリで。

http://blog.seesaa.jp/tb/6877122
http://dp11001166.lolipop.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/254

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一般紙より夕刊紙

 総選挙関連も含め、弁護士さんや大学教授さんら、いわゆる知的職業とされる方の少なくないブログで、一般紙ではなく夕刊紙やスポーツ紙、特に日刊ゲンダイが引用、紹介されることが多いようなぁと、最近、気になっている。

 例えば、こちらとか。http://beatniks.cocolog-nifty.com/cruising/2005/09/911_35bc.html

 趣味嗜好信条の問題もあるだろうけど、新聞の存在意義を振り返った時、一般紙というのはどうも物足りなくなっているような。

 12日朝刊各紙の総選挙総括関連では、日刊スポーツの「政界地獄耳特別編」が秀逸だったと紹介し、自分で設定した議題に乗っかり、俺も知的だぞとアピールしてみたりもしてみた…。

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ミーハー日記選挙編

 あの記事のネタ元はアレですかね? みたいな、かなり野暮な質問をしたら、相手の高名なジャーナリスト氏、ニヤリと笑って「ノーコメントだよ」と。
 いやぁ、しびれましたわ。

 というのは、総選挙当日の話。

 自分が張り付いた陣営は、なんか全国的にカルト的な注目を集めていて、テレビも新聞も雑誌もいっぱい来ていたのだけど、新聞出身のそのジャーナリスト氏も1週間くらい、新自由主義とその対抗軸としての保守的社民主義みたいな視点で取材に入っていました。

 半年前に別のところで名刺交換しただけだったのだけど、こちらから声を掛けると「あっ、あっ、あっ」ってうろ覚えしていてくれたんで、嬉しかったす。

 で、冒頭のやりとりなんですけど、このジャーナリストが最近ある雑誌に寄稿し、マスコミ界隈を騒がせた仕事についての質問でした。

 いやぁ、もっと詳しく具体的にしゃべりたい、書きたい気分なんですけど、それはアレなのが残念です。

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創価学会に斬られた、残念(古っ)

 前回、ちょっとふざけすぎたかとやや反省。

 いろいろなブログでも紹介されているけど、敢えて再録。
 創価学会による言論出版妨害事件の元となった本です。古本屋にもなくて、入手できていません。

「もし自由民主党が過半数の議席を失なうというようなことになった場合、公明党に手をさしのべてこれとの連立によって圧倒的多数の政権を構成するならば、そのときは、日本の保守独裁体制が明らかにファシズムへのワンステップを踏み出すときではないかと思う。

(公明党が)自民党と連立政権を組んだとき、ちょうどナチス・ヒトラーが出た時の形と非常によく似て、自民党という政党の中にある右翼ファシズム的要素、公明党の中における宗教的ファナティックな要素、この両者の間に奇妙な癒着関係ができ、保守独裁体制を安定化する機能を果たしながら、同時にこれを強力にファッショ的傾向にもっていく起爆剤的役割として働く可能性も非常に多くもっている」

『創価学会を斬る』 (佐高信)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A

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バナナまん

 「Japan Media Review Blog」というエイゴのブログに「Blogs Begin to Impact Japanese Political World-By David Jacobson. Posted: 2005-09-10」という記事があって、そこで弊オチャラケブログが引用されているようです。

 She has also attracted a slew of compliments from other bloggers, including those with many years more experience. Commented The Dancing Newspaperman", an experienced reporter of 10 years:

 "Without a reputation or an organization to back her up, I think it's awesome that this former housewife has scored interviews with the top leaders of the main political parties. To this reporter, who has grown used to so-called
'objective newsgathering,' her reports are stimulating and original."

 原文:「無名で組織的バックボーンを持たない一人の元主婦が、主要政党患部幹部の取材を取り付けただけでもすごいと思うのですが、そのレポートも、いわゆる“客観報道”に慣れた新聞インナー人にとっては刺激的で斬新でした。」

 こんな非道い日本語ををよく英訳したなと思いつつ、全体的に真面目な記事のようで、日経新聞なんかも引用されています。

 ただ、全体的にどんな性格のブログなのかつかめないので、ヒマな方、見てください。

 でも、エイゴのブログに引用されるのって、なんかカッコええなぁ、と、ちょっと名誉白人バナナな気分だったりして…←一応、皮肉です。

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2005年9月13日 (火)

創価学会、IQ、寄生虫、深層心理、民営化ジュース、賽銭箱、死屍累々、愚民選挙etc…

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50079400.html 現場で他社の記者と出口調査のすり合わせやって「自公330。菅直人も落選の可能性」と聞いた時点で、目眩した。
 なんせ、敢えて構造改革という言葉を使えば、政権交代しかその入り口にならないと考えている自称リベラルな者でさ。

 もっとも、西村シンゴから旧社会党左派まで往年の自民党より懐の広い(笑)民主党、しかも敗戦後のやる気のなさを見るにつけ、そんなとこに期待しなきゃならない情況というのも、なんかアレですけど。

 いずれにせよ、今後マックス4年間、改憲から共謀罪、消費税アップ、年金保険料アップ、社会保険料アップ、残業代未払い合法化、ハイパーインフレetc…と搾取され続けるであろうサラリーマン中間層としてさらに目眩がしそうな情況が続きそうなんで、本当に田舎に土地買って社会からある程度隔絶された生活ができないか考えてみたりもする。
投票箱と賽銭箱はちがうんだが……

 そういう情況にあって、以下の内容のエントリを立てる俺は、すでに引かれ者の小唄状態かも知れぬが、小泉台風に紛れて見落とされているので、とりあえずメモ代わりに。

 議席数ばかりに目を奪われがちなんだけど、ちょっとやや冷静になると今回、小泉は大して勝てていない。というか負けている。衆院選:自民圧勝、得票率と議席数がかい離する小選挙区制自公連立負ける!

 要は小選挙区制度の特性「死票累々」と、カルト集団創価学会、公明の下支えだ。
 実際、各社出口調査によれば、有権者の6~7割を占めるとされる無党派層について自民は30%しか取り込めていない(民主は40%)。

 ま、小選挙区制推進論者だった岡田克也や小沢一郎が、小選挙区制に反対していた小泉純一郎に大敗喰らうという構図は、笑っちゃうんだけど、笑っている場合ではない。

 あくまで感触なのだけど、今回の結果を左右したのは、6~10%の「IQの低い層」@竹中平蔵御用達コンサル、ではないかと思われる、と、敢えて言う。東京では増えた100万票がそっくり自民党に行った

 DAYLY YOMIURIによれば、テレビの視聴時間が長い人ほど、小泉支持率が高いそうだ、とベンジャミン・フルフォード氏が書いていたのを孫引きしてみたが、フルフォード氏が何で書いていたのかは忘れた…。
 「小泉劇場」はいかにして作られたか? ──シングルイシュー戦略とその深層心理
宿主の行動を支配する寄生虫(小泉さんは選挙民の行動を支配したのか)ミンエイカジュース

 それに加え、各選挙区に2-4万(10%前後か)あると言われるカルト集団創価学会、公明(くどいね)の下支えがなければ、6~10%のIQの低い層(くどいね)がいても、自民は五分以下の情況だ。公明党に侵食される自民党

 むしろ、小泉ハリケーンがあっても、この程度しか自民は取れなくなっていると見るべきじゃないのかね。

 だから、負けた(と思っている)人たちは、俺も含めて愚民選挙だなんて野暮なことは言わず、自民圧勝、今後振りかかってくるであろう悪政(笑)と茶色い朝をなんとかくい止めつつ、次回総選挙までに、政権交代ができるまともな対抗勢力をつくり出すよう、智恵を絞るべきでしょうと(手遅れかも知れないけど)。

 いろんな意味で、今回の戦犯は、公明党と小選挙区制、それにアイロニーとしての共産党(これについては別の機会に)だ、と個人的には思っております。

TBさせていただいたURL
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5909153
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2005年9月10日 (土)

茶色い朝のつくられ方~選挙取材の現場から②

 潮目が変わるって、こういうことなのね。

 いわゆる刺客候補が送り込まれたある選挙区。何人もの地元地方議員は、ほとんど初対面の自分にも「俺はこれまで通り、(公認はずされた)○○さんを支援する」って勇ましいことから、「落下傘の選挙はやらん」「今回は死んだ振りしておく」なんてやや慎重に、それぞれ話していたものだった。

 実際、落下傘候補の事務所は当初、かなり寂しくて、「比例上位と言ったって、法定得票に届かないかも」なんて冗談がささやかれていたほど。

 ただ公示後、党本部から選対参謀が送り込まれ、幹部が次々てこ入れに入ると、少しづつ空気が変わってきた。

 決定的だったのは、閣僚級幹部が入った激励集会。
 その集会には、威勢の言いお言葉を頂いた地方議員氏から死んだ振りしているはずの議員氏までほぼ勢揃いしていました(笑)。

 いや、笑い事でなくて。自分は内心、思いましたね。
 「おいオッサン、あの時の威勢はどこいったんじゃい」と。

 一方、“造反”候補氏の事務所は、日を追うごと、活気がなくなり、もはや敗戦ムード。そりゃ、自民分裂な上に公認を外され、民主を相手にしているんじゃ、勝ち目はない。
 比例重複もないから、9・11後はただの人だ。

 落下傘とは言え、比例上位で当選が確約されたようなものだから、これから最長4年は、地元代議士として活動するわけだ。次は比例上位にならなくとも、何年かバッジつけていれば、選挙区でそれなりに戦える態勢を整えるだろう。

  政局次第だろうけど、“造反”議員氏が浮かび上がる瀬ってのはなかなかない。
 

 それにしても、だ。
 勝ち馬に乗りたい心境は分かるけど、あんたらには信念とか筋とか道義とか仁義とか義理とか人情ってものがないのかね、え? 

 なんて思っていたら、中央でもこのざまだ。
 http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005090901003589_Politics.html

 長い物には巻かれ、勝ち馬に乗り、自分だけは安泰でいたいって心境が(そりゃぁ、自分にもあるけどさ)、雪崩をうっている。

 「茶色の朝」ってのは、こうしてできていくのですね。

 こちらを、是非読んでください。

http://pdo.cocolog-nifty.com/happy/2005/09/post_25a2.html
http://blog.readymade.jp/tiao/archives/001005.html
http://yamaguchijiro.com/archives/000246.html
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/d4e239a72540d6eb55053c811cd72eca

 

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2005年9月 3日 (土)

臍で茶が沸く“改革”内閣

亡国のワイドショー~選挙取材の現場から① で、

「IQの低い主婦層」にターゲットを絞っての戦略であれば、こうなるんだろうねぇ。
 主婦・高齢者IQ低い 郵政民営化 政府プレゼン資料で“差別” これが小泉ネオコン政権のホンネだ!
 と紹介した資料の写しがあることを、

▽小泉の支持者はIQが低いんだよ、という証拠資料発見!?
▽竹中大臣曰く「国民は馬鹿、小泉首相のキャラで支持拡大せよ」

で知りました。

▽「小泉支持者はIQが低い」という衝撃資料!

▽PDF資料

アクセスが殺到しているのか(だとしたらうれしいな)、このブログ、重いです。
コメント、TBもいっぱいついています。

 以下引用。

 このチラシの制作について、政府は、郵政民営化担当大臣(竹中平蔵)の政務秘書官の知人、谷部貢氏が経営するスリード社に1億5600万円の随意契約で発注をしました。
 スリード社は、2004年3月創業、社員2名の有限会社です。このような業者になぜ随意契約でこのような大きな仕事が発注されたのかが、疑惑として浮上してきたわけです。
 会計法と予算決算及び会計令によって、よほどの緊急性がある場合または代替がきかない場合以外には、160万円以上の随意契約は認められていません。また、相見積もりを取ることも義務づけられています。

 さすが、1月1日に住民票を米国に移して住民税をバックれる財テク大臣はやることが違いますなぁ。親しい業者に随契発注するなんて、“抵抗勢力”の見本のようだ。

 で、またまた以下引用。中村てつじ前議員のメルマガは必見です。

この資料に関連して、立花隆さんの記事(ページ後半部分)と
http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/050707_syuen/index3.html
中村てつじ前議員のメルマガのバックナンバーをご覧ください。
http://tetsu-chan.com/tegami/220_gou.htm
http://tetsu-chan.com/tegami/221_gou.htm

また、総選挙・郵政民営化に関しては次のブログをどうぞ。
◇ 総選挙と郵政民営化がよく分かるブログ ◇ → http://blogs.yahoo.co.jp/fio_1995

「小泉内閣支持基盤は、主婦層・子供層・シルバー層など、『具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する』IQが低くて構造改革にはポジティブな層」という有権者をバカにしたような分析が、竹中大臣が雇ったPR業者の資料に存在します。6月21日に国会で取り上げられたにもかかわらず、メディアではほとんど扱われていません。詳しくはヤフーブログ「IQが低い」で検索。このメールをたくさんの友人・知人に送信して、資料の存在を教えてあげてください。

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2005年9月 2日 (金)

郵貯悪玉論へのミスリード②/③

郵貯悪玉論へのミスリード①/③ の続き

 記事から分かる数字は以下の通り。

貯金者総数           1億2511万人
郵貯残高                205兆円
900万~1000万円の貯金者    442万人=(貯金総額は郵貯残高の5分の1)
1000万円超の違法貯金者      198万人
100万円以下の貯金者          8399万人(67%)
300万円以下の貯金者                 8割
700万円超の貯金者             1076万人=貯金額合計99兆円
(うち1000万円超の貯金者貯金総額金額21兆7572億円、超過分1兆9500億円)
平均預入金額                 164万円

これを少し整理すると、

▽貯金者総数                   1億2511万0000人
▽100万円以下貯金者               8399万0000人(67.0%)
▽300万円以下貯金者             1億0008万8000人(80.0%)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▽700万円超の貯金者                1076万0000人 ( 8.6%) 
              貯金額合計      99兆0000億円(全体に占める割合48%)
▽900万円~1000万円の貯金者         442万0000人( 3.5%)
              貯金額合計      41兆0000億円(全体に占める割合25%)
▽1000万円超の貯金者                198万0000人( 1.6%)
              貯金額合計      21兆7572億円 (全体に占める割合10%)

 記事では、「『900万円超~1000万円以下』を預ける“高額”貯金者は442万人にのぼり」と、さも多数のように書かれているのだけど、442万人というのは、全体のわずか3.5%に過ぎない。

 実態としては、8.6%に過ぎない700万円超の高額貯金者が貯金総額全体の48%を占め、300万円以下の貯金者が大多数の80%を占めているというわけだ。
 貯金額900万円超の人に絞ってみれば、わずか5.1%の人が、貯金総額全体の35%を占めるという、近未来の格差社会を先取りする状況だ。

 また、平均預入残高が164万円なのだけど、なにせ5.1%の貯金者が総額の35%を占めているのでこの際、平均というのはあまり意味がない。むしろ、預入金額の標準偏差の方が重要で、貯金者が最も偏在しているのは、100万円以下のところではないだろうか。こうした少額貯金者が、他の資産を条件が不利な民間金融機関に持っているとは考えにくい。

 同じ日にあった解説記事では、「少額貯蓄の手段という名目はもはや成り立たなくなっている」と切り捨てているのだけど、本当にそうか。
 『「少額」の建前と隔たり』どころか、「国民の身近な少額貯蓄の手段という建前」そのまんまな実態に近いはず。

 ま、同じ数字を拾ってどうしてこうも違う結論なるかというと、それは記事の意図がそもそもry…。

 ま、記事が最後段で触れているよう、貯金残高総額は4大銀行グループの総額に匹敵するようで、官業がここまで肥大化していいのかという問題は確かに残るのだろうし、解説記事にある「郵政改革の重要性が明確になったと言える」という点については異議はないのだけど…(以下続く) 

郵貯悪玉論へのミスリード①/③

 郵貯900万円超が640万人「少額」の建前と隔たり
 郵便貯金の金額別の預け入れ状況が31日、初めて明らかになった。「900万円超~1000万円以下」を預ける“高額”貯金者は442万人にのぼり、預入金額の合計は205兆円の郵貯残高の5分の1を占めている。
 「1人あたり1000万円」の限度額を超える違法な貯金者も198万人にのぼり、国民の身近な少額貯蓄の手段という建前とはかけ離れた実態が浮き彫りになった。
 判明したのは7月中旬時点の貯金者と残高についての日本郵政公社の資料。複数の口座は原則として合算し、貯金者1人あたりの残高分布などをまとめている。貯金者の総数は計1億2511万人と、日本の人口とほぼ同じだ。すでに死亡したのに口座がそのままになっていたり、結婚しても口座名義を旧姓のままにしている人などがいるためと見られる。
 このうち67%にあたる8399万人が100万円以下の預け入れで、8割は300万円以下の貯金者だった。すべての貯金者の平均預入金額は164万円。ただ、日本銀行がまとめた今年3月末の国内の民間銀行の個人預金者数は「300万円未満」が全体の約97%を占めており、高額貯金者の割合は郵貯の方が民間銀行より高いともいえる。
 700万円超を預けている貯金者は1076万人に達し、貯金額の合計は全体の半分近い99兆円にのぼった。このうち限度額を超す違法貯金者の総貯金額は21兆7572億円で、超過分だけで約1兆9500億円に達していた。5月には最大230万人の違反者がいたことが発覚し、郵政公社は預入額引き下げの要請をしているが、なお多くの人が違法な預け入れを放置している。
 一方、残高の総額は4大銀行グループの総額に匹敵する額を保っている。衆院選で民主党は、郵貯の規模縮小を主張し、「限度額を1人あたり1000万円から、段階的に700万円、500万円に引き下げる」としている。しかし、計算上は仮に700万円に引き下げても約24兆円、500万円に引き下げても約50兆円が減るだけで、残高は大きく縮小しないことになる。
(2005年9月1日3時1分  読売新聞)

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2005年9月 1日 (木)

郵貯悪玉論へのミスリード①/③

郵貯900万円超が640万人「少額」の建前と隔たり
(2005年9月1日3時1分  読売新聞)

 「(郵貯は)国民の身近な少額貯蓄の手段という建前とはかけ離れた実態が浮き彫りになった。」と解説するこの記事ですが、記事本文を良く読むと、数字的にはむしろ「国民の身近な少額貯蓄の手段という建て前通りな実態」に近いのでは、と思った次第。

 この時期にこの手の記事は、ちょっと露骨なミスリードな気がしないでもない。Y紙の意図までは知らないけど。

 で、資料そのものは何かと言うことで、仕事とも無関係でもないので郵政公社広報部門へ電話したところ、貯金事業部特命担当へ回された。
 まずは、そこでのやり取りから。

 Qこの読売新聞の記事なんですけど、どういった資料か分かりますか?
「われわれも読売がどんな資料を持っているのか分からないのですが、こういった数字が出ているのは、『郵便貯金預入状況』だと」
 Qそれは公になっている資料ですか
「国会筋からの資料要求によって出したことがあります」
 Q議員さんからの質問趣意書とかですか
「詳しくはちょっと…」
 Q一般的な資料提供と言う形で、私が提供を求めたらくれます?
「マスコミ向けではないので。読売に聞いたほうが早いんではないですか(それはそうだけど、そんなみっともないことできるかって(笑)」
 Q情報公開法で開示請求したらどうですか?
「対象文書になると思いますよ。プライバシーに触れる部分もないので、非開示にはならないでしょう」
 Q一般的に、マスコミからの資料請求で出せない理由はありますか?
「理由はないですけど、別にマスコミは特別ではないので」
 Qそれはそうですけど、私個人が一市民として求めたらどうですか?
「情報公開法を使ってください。でもマスコミはみなさん持ってるみたいですよ」
 Q…。

 別に大してほしくもない資料なので、開示請求するつもりもなく、ここで打ち切りました。
 ところで、いろいろ大変な時期なのでしょうか、この手の話に警戒感があるのでしょうか、この担当さん、非常に愛想が悪い(苦笑)。こちらとしては、郵貯が「国民の身近な少額貯蓄の手段という建て前通りな実態」であることを確認しようという意図があっただけに、ちょっと心外(笑)。ま、それを伝えると媚びているようなのでやめましたけど。

 ところで、担当者氏は最後に、こちらが聞いてもいないのに、こんなことを付け加えました。
 「読売の記事では、『初めて明らかになった』と書いてますけど、産経と毎日が前に書いてますよ。まぁ、読売としては初めてなのかもしれませんが」

 毎日は見つけられなかったのだけど、産経には確かに出ている。
「【2005総選挙】郵貯半減 民主マニフェスト 『削減幅は4分の1』」(2005/8/26 東京朝刊)

 ということで、資料現物を入手できなかったので、読売、産経両紙に出ている数字で、郵貯の実態について…(以下続く)

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2005年8月31日 (水)

♥祝♥ 泉あい氏メジャーデビュー

 遠方から来た友人と美味い飯を食い、楽しい酒を飲んで、ややヘロヘロになっております。明日もあるので、本日はトッとと寝ようと思っていたのですが、どうしても今のうちにアップしたいエントリがあって、アセドアルデヒドと格闘しながらテキストエディタを開きました。

 さて、やれブログ選挙だなんだと騒がしい昨今でありますが、ブログの影響はゼロではないけど大きくもない、というところでしょうか。湯川さんの総選挙とlongtailが、俺の実感に一番近いと共感しているとことです。

 それはさておき、今回の選挙がブログに与えた(逆もまた然り)影響を一つあげると、一人のネットジャーナリストを生み出したことが挙げられるかも知れません、というか俺は挙げたい。

 ブログ選挙ポータル 衆議院議員選挙2005
泉 あい 特別寄稿!『元OLブロガー自民党本部で取材する ~前編~』

 無名で組織的バックボーンを持たない一人の元主婦が、主要政党患部幹部の取材を取り付けただけでもすごいと思うのですが、そのレポートも、いわゆる“客観報道”に慣れた新聞インナー人にとっては刺激的で斬新でした。

 泉さんの先見性については、ニュースの現場で考えること ネットメディアの新しい形 で「発信媒体(この場合はブログ)さえ準備が出来て、そして、熱意と戦術と若干のスキル等があれば、だれでも、記者になれるという事実を証明しているように思う」と紹介されていますので、そちらに譲ります。

 メジャーデビューがすごくてインディーズは下積み、などとは思いませんが、同じ記事を書くなら、読み手が多いに越したことはありませんし、これを機に泉さんに寄稿依頼が増え活躍の場が増えることは、一人の読者として歓迎したい。
 個人的には、それが、面識のある方ならなおさらです。
 今後は、ブログエントリとメジャー媒体での記事の書き分けに悩むこともあるかもしれませんが、期待しています。

 また、gooといったポータルが、こうしたライターに活躍の場を提供することが、既存メディアにも少なくない影響を与えていくのではないかと感じています。既存メディアがそれを感じられないのなら、そのメディアは緩慢な死を迎えるかもしれません。

 ちなみに、こちらには超有名ブロガーR30氏も寄稿されています。相変わらず、素直に面白いです。

 「ブログが選挙に影響を与えるか」とは逆説ですが、いくつかのブログが選挙という触媒を得て、新しい段階に発展しているような気がします。
 ガ島通信氏も、新天地で活躍のようですし<連絡くらいクレ

 自民党のブロガー戦略とブロガーのメジャー化については、雑記 8月28日(日) ブログが選挙に影響を与えるかが、興味深い指摘をしていますので、こちらも参考になります。

 P.S. 品プリでごちそうになったアイスカフェオレは、とても美味しかったです>泉様

「GripBlog ~私がみた事実~」
http://www.surusuru.com/news/
GripForum - ( Blog BBS )
http://www.surusuru.com/forum/

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2005年8月29日 (月)

総選挙Blog総まくり…のつもりが

 数が多くて追い切れないです。結局、既存メディアのよる情報の取捨選択(編集)機能というのは、メディアの宿命かも、なんて。そのうち、優れたBlog記事の自動編集ポータルができるかもね、っていうかニーズは結構ありそうな。

 それはさておき、自分が参考になるなぁと思ったエントリのごくごく一部です。自分の意見とは合わないものもありますが、どこもすばらしい評論やニュースですので、少しでも多くの方に読んでいただきたいところです。

●全般
GripBlog  天木直人さんの取材をしてほしいなぁ

●天木直人氏
「今の私に私欲、私心は全くない。」
天木直人を総理大臣に。

●自民党とブロガー
ブロガーを取り込む自民党
GripBlogさんの自民党主催懇談会の報告の感想とか
【速報】自民党、ブロガー巻き込み戦術を加速
自民党から私にも声が掛かりましたが……
自民党がブログを政策に反映!

●ゆうせい
山崎拓・首相補佐官が「財投不良債権100兆円」と言明
荒井広幸の「私が郵政民営化に反対する本当の理由」

●世論操作?メディア戦略
あなたが思うほど…
過ぎたるは及ばざるが如し、上手の手から水がこぼれる
「この国の大衆は小さな嘘には騙されないが、大きな嘘にはたやすく騙される」……小泉ポチ純一郎『わが劇場闘争』より
とりあえず今は反小泉、反自公、反売国奴を旗印にした国民戦線を結集するべき状況なのだが、その後は……

●小泉政権
総選挙で問われること
愛国心を煽るわけ…新自由主義による切り捨て不満対策

●自公連立
裏の国対委員長・平野貞夫氏の「小泉連立政権と創価学会」
神崎武法(=池田大作)の取った平野貞夫氏&講談社に対する名誉毀損刑事告訴は

●おまけ
民主党に自ら出馬打診し、断られていた!? ホリエモン

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