[+18]BD vs HD DVDで「洗濯屋ケンちゃん」的話題が盛り上がらない理由
Blu-ray Disc(BD)とHD DVDの規格争いでHD DVDが白旗を揚げたという報せについて、VHS対βマックス戦争になぞらえ「キラーコンテンツとしての『洗濯屋ケンちゃん』的テーマ」がぶり返されるのかな、と勝手に予想したのだけど、意外と少ない。
ん~、いまのコアなネットユーザーは、「洗濯屋ケンちゃん」なんて知らないのかしら。いや、俺もよくは知らないのだが。
そんな予想を持ったもんで、「Blu-ray Disc」「HD DVD」「洗濯屋ケンちゃん」でwebを辿っていたところ逆に、なるほどそりゃぁ物理的記録メディアの規格争いでいまさら「洗濯屋ケンちゃん」が話題にならない理由がよく分かった。
要は、キラーコンテンツのコモディティ化(苦笑)ですよ。
「洗濯屋ケンちゃん」がVHSに勝利をもたらしたキラーコンテンツだった、という解説は、モノがモノなのであまり公式には語られず、半ば都市伝説と化しているのだけど、例えばwikipediaには、
家電メーカーを積極的に獲得し、その販売網を利用できたこと。特に松下電器産業をグループに引き込んだことが大きい(ベータマックス陣営には家電販売網を持つ東芝の存在もあったが、松下の販売網の緻密さは大きく影響したと言われている)。
とあり、
また「洗濯屋ケンちゃん」なるキラーコンテンツも電器屋さん経由でVHSでダビングしてもらえるというおおらかな時代でもありました(笑)。
東芝撤退? 次世代DVD戦争は何を残したかCNET Japan オンラインパネルディスカッション - CNET Japan
とある。「ダビング」「機器購入のおまけ」の話は、俺も現Panasonicの店のおじさんに昔語りとして聞いたことがあるので、VHS勝利の一因であった、とは言えそうだ。
いずれにせよ、アダルト物が消費財やサービスの普及を後押しする、というのはよく言われることなのでいまさらでして、きっかけはこれ。
洗濯屋ケンちゃんというビデオは販売していないのですか? - Yahoo!知恵袋
えと、アンサーにあったURLをクリックしたら、びっくりしました。こういうページ見るの、久しぶりだったので。
もう、裏とか無修正とか、堂々としすぎ。こういうのはひっそりやらんと…。
つまり「HDが敗北したのではなく、BDが勝利したわけでもない。結局、ネット配信というイノベーションを前にして、BDは記録メディアのピリオドとなる」との総括は、キラーコンテンツをコモディティ化するほどに抱えたネッツが真の勝者だ、と換言可能であり、裏を返すと、インターネッツ無法地帯の現在「洗濯屋ケンちゃん的なもの」はすでにコモディティ化しておりキラーコンテンツとはなり得ない、ということだ。
なるほど、いまさら物理的記録媒体の規格争いで「洗濯屋ケンちゃん」が話題にならない、ということがよく分かったわけです…なんか違うぞ。
そんな時代に、http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/19/news033.html こんな話題で盛り上がれる大人の世界は、なんて猥褻なんだろうと思ったりもしたBD vs HD DVD騒動でした。
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コメント
某Sさま。ご無沙汰しておりました。
いや、まったくその通りかと^^;
投稿: 管理人@踊る新聞屋-。 | 2008年4月 8日 (火) 21時10分
ソニーが送りましたPSPの規格のディスクでもアダルト業界は手を出して失敗した経験から、どうなんでしょうねと。そもそもエロを大画面テレビのあるような部屋では見ないですし、ポテンシャルが発揮できる環境まで投資する暇人は金持ちでしょうから、買った負けたに関係なく普及しないでしょう
投稿: 某S | 2008年3月 6日 (木) 15時48分