[著作権][media][初音ミク]を「キモヲタの玩具」的フレームに嵌め込むのは、JAS○ACとD通の陰謀だ…(ったりして)ということを、人間のプロシューマへの回帰という視点で愚考してみる
実に悲しいことが起きました。初音ミクが歌う「木綿のハンカチーフ」が削除されていました(TT)
この手の動画には[スナック初音][おっさんホイホイ]というタグがつけられています。おっさんとは、世代的には40代でしょうか。俺も泣けるけど。ほかに、こんなのもあります。やっぱりう~ん、泣けます。
さて、まず、初音ミクのコアユーザーは、300万円のM永さんが言うような30代前半までの若い「キモヲタ」なのか、という疑問から。→ [初音ミク][media]いい加減「二次元萌えは非モテの恋愛代償行為」テンプレはやめませんか
DTMブーム再来!? 「初音ミク」が掘り起こす“名なしの才能” (2/2)
初音ミクをきっかけにDTMに“回帰”する人もいる。かつてのDTMブームで熱狂し、最近はDTMから離れていた30~50代だ。
ということで40代のDTMユーザーが紹介されていて、なるほどおっさんホイホイな曲があふれているのも合点がいきます。
初音ミクのコアユーザーは、20代の「キモヲタ」だけではないでしょう、多分。そうでなければ、おっさんホイホイな曲がこれほどあがることもないでしょう。
2ちゃんねるも、10~20代の若者がコアユーザーと言われてきましたが、ネットレイティングスの調査では40代がコアだということが明らかになっています。
でわ、なんで初音ミクユーザー・視聴者を「若いキモヲタ」に嵌め込みたいんでしょうか?
創業社長が明かす、仮想歌手「初音ミク」にかける想い:インタビュー - CNET Japan
その(そもそもプロシューマだった人間が、生産者と消費者に分かれ、なぜかそこには大きな溝までできてしまっている)違和感が顕在化し始めており、CGMの登場をきっかけとして、人類の歴史をさかのぼるというような動きが生まれているのではないでしょうか。例えば、著作権というテーマで考えれば、「クリエイティブコモンズ」のようなものができ、生産者と消費者の切り分けを気にせずに著作物を活用していこうというような流れです。
初音ミクは「キモヲタの玩具」ではなく、効率追求の結果、生産者と消費者に分けられ疎外されたことに対するカウンター、プロシューマたる人間であることを取り戻す運動体^^;なのであります。その運動は、CGMやニコニコ動画で可能になったわけです。場合によっては「名無し」のユーザーが収益を得ることもできるようにもなるでしょう。
そうすると困るのが、音楽で収益モデルを確立したテレ○ビとかD通とかJAS○ACであります。高い金かけた伊達杏子が、貧乏くさいCGMの初音ミクに負けると困るわけですよ。
だから初音ミクは一時失踪させられ、テレビが初音ミクユーザーを衛生博覧会・異形の館にはめ込み演出した-とは思いませんが、ともかく、彼らが武器としようとしているのが「キモヲタの玩具」というレッテルと著作権なわけです。
「キモヲタの玩具」であれば、それを取り上げても社会的反発というのはそれほど起きませんし、著作権は「法改正」で非親告罪化とかDL規制が検討されています。→http://211.120.54.153/b_menu/shingi/bunka/index.htm#gijiroku
しかし、webの世界ではさんざん言われているよう、著作権法「改正」でだれが得をするのでしょうか。こんな記事がありました。
著作権絡みの議論がなぜ腑に落ちないかをPerfumeとニコニコ動画から考えてみる - 日経エレクトロニクス - Tech-On!
ただし,YouTubeやニコニコ動画が配信するPerfumeの動画の大半はいわゆる「著作権侵害動画」である。これを問題視する人もいるかも知れない。確かに,現行法の範疇で考えると侵害はあるだろう。ではその権利侵害でだれが具体的に損をしたのだろうか。もしYouTubeやニコニコ動画が,いわゆる権利者団体が望むような形で運営されていたら,Perfumeの今日はあったのだろうか。MADムービーの制作を不可能にするガチガチのDRMや録画した番組を自由に編集できない録画機器しかなくてもニコニコ動画が盛り上がるのだろうか。そもそも、Perfume(のような存在)が世に見いだされつつあるという現実は,音楽文化全体にとって何か間違っているのだろうか。
ちと長い引用で恐縮ですが、まったく同感であります。
初音ミクの「木綿のハンカチーフ」で、だれが具体的に損をしたのでしょうか。そもそも、初音ミク(のような存在)が世に見いだされつつあるという現実は,音楽文化全体にとって何か間違っているのでしょうか。
DL規制が現実のものとなれば、ニコニコ動画は文字通り、おっさんホイホイと化して、われわれは捕まってしまうではないでしょうか。
だれが得してだれが損をするのか、という視点で初音ミク想像ブーム萌えを考えると、また違った視野が開けてくるような気がします。
文中で議事録へのリンクを紹介した文科省文科審議委員会は、構成メンバーが既得権者ばかりであります。パブコメ募集も形式的なもので終わるでしょうから、初音ミクの生殺与奪の権を握るのは、ここら辺の人なんでしょうかね、それは非情に腹立たしいことでありますが、ともかく今は初音ミクの「木綿のハンカチーフ」を聞きたくて、FLVで落とし損ねた(;´_`;)
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コメント
カスラックの陰謀www
投稿: 枯れた名無しの水平思考 | 2007年11月23日 (金) 21時27分
同感
投稿: き | 2007年11月19日 (月) 08時07分
さすらいさま。ありがとうです^^;
しがないヤマネコさま。まったく同感です。某所にとっては、管理外のことが起きるのは嫌なのかと勘ぐりたくなります。こうしたことをきっかけに、著作権論議が広がればいいですが。
投稿: 管理人@踊る新聞屋-。 | 2007年11月19日 (月) 01時04分
はうぅぅぅぅぅ…
「日立の木」フルver.が削除されてたなんて………。
あの曲はもーNHKの「みんなのうた」のような存在なのに、しかもなぜに今更削除する必要があるんだろ…(--;;
正に、「誰が損をするのか?」とゆ疑問がふつふつと湧く重いです。
とゆか、あたし、あの歌詞が大好きだったのになぁ~…緒戦企業のエゴの産物でしかないのかしら?(TT
投稿: しがないヤマネコ | 2007年11月18日 (日) 22時12分
(;´д`)ああぁあぁぁあぁああ…
↑こう言わずには居られなかったので、久々に登場w
踊るさんの意見に全く以って同意。
つか、同意するしかないのがなんとも。(意味深)
投稿: さすらい | 2007年11月16日 (金) 01時10分