[blog][新聞]epic2015の前に新聞はもう終わる
先日、公共政策とかメディア論を担当している大学の教授と話していた時、「この先、新聞はどうなりますか」と逆質問されて、思わず「もうダメですね」と即答してしまった(;´_`;) ※理由は後述。
そしたら、「転職するつもり、ありますか」と返ってきたので、「いい仕事紹介してくれんの?」と、思わず食い付きそうになりましたよ。
いや、ただの話のタネだったようで(汗 会社辞めるつもりもありませんから。
そう言えば2月ごろ、雑誌「PRESIDENT」(2007 3.19号)で拙blogを紹介していただきました。
切にありがとうございます。編集部さんから「掲載誌送ってやるから住所教えろや、ゴルァ!」(嘘です。すごく丁寧な対応をいただきました、感謝感謝)と連絡を頂き、掲載誌をいただいた次第です。
「PRESIDENT」で紹介していただいたのは、「このブログがすごい」などで知られる岡部敬史さん。
→岡部敬史の編集記、→【このブログがすごい!】BLOG
にっけいしんぶん新聞さん、たけくまメモさん、danさんの404-と並べられて「ニュース 過剰報道に流されない鋭さを『アルファブロガー』に学ぶ」と紹介されました。
大して鋭くないしアルファでもないし、いや、なんか超居心地が悪いんですけど(;´д`)
ま、拙blogの場合、スクリーンショットとひと言コメントで、本記では触れられてないんですけどねヾ(;´▽`
ともかく、ありがとうございました。
で、数年前に盛んだった「blogがジャーナリズム(取りあえず新聞)を代替するか」というような議論はもう冗談みたいな状況で、自分もなぜblogを始めたのかもう忘れてしまい、blogブームも踊り場らしいのだけど<メディア・パブ ブログの成長に陰り,踊り場説が浮上>、新聞は勝手に自滅している。
主に経営に関する本が2冊出ていたのでざくっと読んでみた。
新聞社―破綻したビジネスモデル /新聞の時代錯誤―朽ちる第四権力
「-時代錯誤」では日経の内部事情、「破綻した-」では、新聞社の連携構想以外、実はそれほど目新しさを感じなくて、新聞業界以外の人が読んでもあまり面白くないかも知れないので、取りあえず<ガ島通信 - 「新聞社 破綻したビジネスモデル」河内孝><404 Blog Not Found書評 - 新聞社>を読めばいいと思いますです。
ご存じの通り、「-時代錯誤」の著者さんは、いろいろあって記者職を剥奪された方。本の内容もさることながら、著者お二人の境遇にこそ、「時代錯誤で朽ちていく情況」を感じます。
雑誌「選択」5月号のマスコミ業界話(p114)で、こんな逸話が紹介されていました。
<河内氏はこの本を出したおかげで、月学報酬数十万円の毎日新聞グループの不動産管理会社の特別顧問職を追われた。北村正任毎日新聞社長は役員会で「一緒にやっていた人間が一年もたたずにのうのうとこのような本を書くのは違和感がある」と漏らしたという。>
もう一冊。元共同通信記者の魚住昭さんの「官僚とメディア」 。
<共同には渡邉氏のような怪物はいない。しかし、ミニナベツネともいうべき上司なら掃いて捨てるほどいた。彼らはジャーナリズムの精神とは無縁な存在だった。彼らの害毒は一線記者たちの心を蝕み、職場の空気を荒廃させていた。そんな幹部連中に限って「訂正を出すな」「速報が遅い」「経費を節約しろ」と口やかましく部下たちを叱り、管理統制を強化して記者たちを萎縮させていた。>
別に、毎日、日経、共同に限った話ではなくて、恐らくどこも似たり寄ったりの情況でしょう。
もう、あらゆる意味で「もうダメ」な新聞ですけど、epic2015が出来ていたよう。今ごろ気付いた。(http://epic.makingithappen.co.uk/)
日本語字幕がないのであやふやだけど、無線LANとつながったwifiPodがさらに進化してGPS端末機能を持ち、だれもがリアルタイムでアクシデントをレポートし、写真を撮り、それがgooglezonのデータベースに取り込まれていく、という内容、多分。そう間違ってはいないはずだ、恐らく(汗
epic2014では、「googlezon」があらゆる情報を整理する一方、N.Y.Tがgooglezonへの抵抗としてオフラインとなり高齢者とエリート層向けの媒体になる、というオチだったけど、2015ではもう、新聞は相手にされていないようだ。
余談ですけど、成城トラカレさんとこに、面白いパロディがあった。
http://www.myconfinedspace.com/?s=google2084
いや、本当にリアル。
さて、恐らく現在、あちこちの新聞社がやっているのが、webで如何に金を集めるかということと、「webの情報は信用できない。新聞の情報は信頼できる」という惹句で進める情報発信者のブランド化。
実は自分も以前までは、「ブランド化」が新聞の生き残り策の一つと考えていたのですけど、新聞記事の中にも信頼できない情報もあればwebでも信頼できるそれがあることにほぼだれもが気づき、一方でgooglezonがますます情報のカスケード化、細分化を進めているわけです。
最近、ほかの業種の方々と話していまさら気がついたのは、新聞社の意志決定は50代以上の人たちが行い、ほかの業種では当たり前である30代40代の意志というのがほとんどすくい上げられない、という当たり前のこと。地方紙レベルの組織でも、内部はもうほとんど硬直化していて、新聞産業は成熟しすぎたというか、過去の成功体験が強すぎて、もう自己変革できないのではないかと思い至った次第です。それが冒頭の「もうダメ」ということなんですけど。
職種が専門化しているので、記者の自分がこんなことを言うと「夜回りの一つでもしてこい」と言われるのがオチですし、アハハ。
自分もそろそろ中堅という位置になっているのですが、新聞の一番の危機は、自分みたいな立場の層のこういう投げやりなところが、まだ希望を持っている若い人にいい影響を与えない、多分マイナスのサイクルしか起こさない、ということじゃないかと思ったり。
かと言って、blogやweb2.0(苦笑)に可能性を感じるかというと、そんなこともなくて、いずれにせよ、この先googlezonやblogに関係なく新聞は世論形成力も議題設定能力も失い、勝手に自滅していきそうな勢いなのですが、その後、新聞の機能を代替するような何かが出てくるのか、そもそもそんなものはもう必要とされないのか、このテーマはやっぱり難しいですね、とグダグダ。
そのテーマが、自分がblogを始めた理由の一つだったのですけど、もうそんなこともどうでもよくなってきた(w
かといってblogやめるのも何なので、「5号館のつぶやき」さんのところで知った「なかのひと」と「webスカウター」で遊んだりしている。

これ、反則技でしたら、速攻削除しますんで勘弁してください。
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コメント
TBどうもです。「なかのひと」は昨日、落ちてましたね。「Webスカウター」も、細かに怪しげな動きをしているようです。どちらも、「洒落」半分の気持ちで付き合わないと、知らず知らずのうちに振り回されそうです。そう考えると、Web2.0って利用者のリテラシーが「試されるウェブ」ですね。
投稿: 5号館のつぶやき | 2007年5月 3日 (木) 10時10分