ナウなヤングにバカ受けなメタ批評として奥谷氏の発言擁護論が出てくる可能性
そろそろ、奥谷禮子氏発言の擁護論が出てくるのではないだろうか、という気がした。
<J-CAST ニュース 「過労死は自己責任」 これは「あまりの暴論」なのか>
<トリックスターとしての新星[奥谷禮子]氏。平成のマリー・アントワネット「下流社会だの何だの、言葉遊びですよ。そう言って甘やかすのはいかがなものか」>のころはweb上と一部メディアで盛り上がっていただけで社会一般的なアジェンダではなかったけど、国会で取りあげられたことで、奥谷氏の発言・主張が、今度は社会一般の議題となりそうだ。
柳沢伯夫厚労相の問題でもそうなのだけど、問題が起きるとマスコミがワァ~となって、野党がキィ~となった後、メディアの至らなさとか論理矛盾とか勇み足が出てきて、まぁこの場合はもともと安倍内閣を支持する層と支持しない層の政治的差異というのもあるのだけど、続いてメディア批判、野党批判に繋がり、それが結果的に柳沢氏の発言を擁護する役割を果たす。
「審議拒否しないで政策論争しろ」なんて、この手の典型ではないか。いや、政策論争が必要で審議拒否に賛否があるのは当たり前なのだけど、あくまで一般的には、安倍内閣を支持しない層は審議拒否の是非をほとんど問題にしない一方、安倍内閣を支持する層は審議拒否批判するという構図がある以上、「政策論争を強く求める」的批判は安倍内閣擁護の一亜種でしかない。もちろん「発言けしからん」は安倍内閣批判の一亜種である。
何事にもカウンターが出てくるのは当たり前。しかしそれだけではなくて、この手の反応には少なからず、論理や個々人の考え云々よりも「俺ってメディアに踊らされていないぜ、リテラシー高いぜ」ってな脊髄反射だけのものが少なくないと感じてしまうのだ。
<「マスコミが悪い」と言う思考停止>の、<それらは本当に「自分の意見」なのか。>という問いに、もやもやした感じが、ちょっと可視化された。
マスコミ批判がナウなヤングにバカ受けというか、マスコミが意味づけしたイシューへのメタ批評がある種の流行という趣旨なんだけど、いや別にマスコミ批判がいくないという訳ではもちろんなくて、脊髄反射的なメタ批判というのはメディアを盲目的に信じるのとコインの表裏じゃないかということで。
で、珍しく擁護論ほぼゼロ、完全なサンドバッグになった奥谷氏なんだけど、安倍内閣側、新自由主義陣営の論客の一人として見られる以上、奥谷氏へのバッシングがこれ以上続くのは、安倍内閣にとってもマイナスだし、メディアの奥谷氏発言批判も臨界点に達しつつあるので、そろそろメタ批判的擁護論が出てもいかなと思った次第。
ただ、奥谷氏の発言というのは、フォローするにもかなり難しそうで、もし擁護論が出てくるとして、どんなロジックなのか、というのは興味がある。と、うだうだ考えていたら、安倍内閣は奥谷氏斬りに動きだしたのだろうか。
とかなんとか、メタのメタいじりみたいなことをしている俺も、かなりナウなヤングにバカ受けだ。すまん。
それはそれとして、むしろ、この人がどういう経緯で労政審の委員になったのか、あたりを攻める方が、野党としては面白いのではないか、という感じがする。
<財界で名前の出る何人かの経営者(何れも、私には利害関係のない人)について、「奥谷禮子には頭が上がらない」という噂を聞いたことがあり、影響力のある人なのかと想像していたが、彼女の影響力の源泉が何なのかは、依然として謎であり=評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」 「東洋経済」の奥谷禮子氏へのインタビューについて>
<それにしてもアエラ1月15日号が書いている昨年暮れの小泉の会食風景には吐き気をもよおす。林真理子、奥谷礼子、野田聖子といった女をはべらせてワインをあけて会食を楽しんだというのだ。=安倍の不人気と小泉の再登板>
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コメント
奥谷さんが完全ボランティアで事業を為されているなら、その物言いに擁護もしようと思う部分はありますよ。
でも人材派遣業ということは、鵜飼いが言う事を聞かない鵜に当たり散らしてるだけで見苦しいです。
テメェは他人のアガリ掠りで商売してるんなら、もう少し鵜を育てるとか養うとかヤル気にさせるとか、腰を低いままに物申す態度とかありそうなものじゃーありませんか?という気持ちは拭えない。
族長として一族の末端までに責任持つような立場で「しっかりせんかい、何時までもあると思うな親と金」と叱咤するなら良いんですけどね、向いている先が政権でしょう?我田引水じゃん。
投稿: トリル | 2007年2月10日 (土) 17時23分
余人を持って代えがたい某Sさまがうらやましいです。自分なんて、いつでも代替可能ですからねぇ。仕事より健康、排除されない程度に自己責任…orz
投稿: 管理人@踊る新聞屋-。 | 2007年2月 9日 (金) 23時44分
あの発言を擁護するのは御手洗&奥田の経団連の
重鎮の方々くらいでしょうね。政治手腕ゼロの
御手洗、政治につかり過ぎて企業理念を捨てた奥田。
私も管理人さまもボロ雑巾になるまで働いて
自分の意思で死ぬ間際に会社を辞めるのがこの
日本の将来なのかなと。
というか、私が入院したら会社の機能が全部停止
しそうで健康にはご注意ですね。
投稿: 某S | 2007年2月 9日 (金) 14時32分