インタビューって難しいなのです
インタビューというのは、するのも受けるのも難しくて、ただ相手の言葉を聞き書きしていればいいといわけではないし、受け手としてもインタビュアーに自分の思考なりなんなりを一定の時間内で、しかも話言葉で理解させるというのは、なかなか大変な作業だ。
泉さんが、インタビュー全文起こしという実験的なことをされていて、資料的価値はあるし物理的制約から解放されたwebの特性を生かした手法であると思う一方、読み手としてはしんどい。
というのも、記事にはメリハリとか抑揚がないと、読む方が疲れてしまうし、そもそも食いつきにくい。
ポイントや要点を取捨選択するのも、インタビュアーの仕事なのだ。
まさか、インタビュー記事や末尾に(談)と入る記事が、受け手と記者のやりとりを厳密に再現していると考えている人はいないだろう。
<ITmedia News:ブログでも2chでもない「市民新聞」とは――オーマイニュース鳥越編集長に聞く>。このようなQ&A形式の長文インタビュー記事ではやや難しいけれど、自分の場合、話している最中に「これはカギ括弧で使える」というようなフレーズや文節があれば、相手が話した言葉をこちらで咀嚼して「つまり、かくかくしかじかという理解でよろしいでしょうか?」と確認する。んでOKであれば、「かくかくしかじか」をカギ括弧にする。
というのは、実はよくあることだ。ん? 俺だけか?
厳密に言えば、相手がそのカギ括弧を口にした訳ではないのだけど、そうしなければいくら行数があっても記事はまとまらないし、抑揚もつかない。
時には時制を無視して話の前後を入れ替えて整理しないと、読み手には何がなんだか分からなくなってしまうこともある。
ここら辺、あまり慣れてない相手に曖昧にしたままやると、後で言った言わないという話になりがちだ。
ただ、受け手としても、言ったつもりでも実は口では言ってなかった、ということが意外とある。手練れのインタビュアーであれば、そこも巧みに補足するのだろうけど、それほど親しくない人間同士が、限られた時間内で相手の腹の内を理解しろというのも、ちょっと難儀だ。
しかも、文章を書いても非論理的なことがしばしば起こる人間だから、よほど慣れていないと、話し言葉というのは、後で文章に起こしてみるとかなり論理が無茶苦茶な場合もある。そこら辺を整理するのも、時に後で電話で確認しながら、インタビューアーの役割なんだと思う。
具体例があればいいのだけど、すぐに思い出せないのが残念だ。
優れたインタビュアーというのは、相手が考えていても言葉にできないものをうまく補足しながら引き出しつつ、記事に抑揚がつくよう巧みな質問を繰り出しつつ…udud。
もちろん、すべての受け手が、すべての記者が善意でインタビューをする訳はなく、時には言質を取ってやろうと狙ってる場合もあるし、受け手にもいろんな思惑がある場合がある。疑惑や事件・事故の会見はまた別の話だ。
ここまで自分の頭を少し整理して、<ITmedia News:どの情報を信じますか?>を読み直すと、鳥越さんは言ってなかった、というのはほぼ間違いないのだろうけど、ことは信じる、信じないというより、どっちも本当、というのが真相ではないかと思った次第。
かといって、社会的立場のある方が、後で「言った言わない」の泥沼にはまるのはあまり得策とは言えない。せめて言葉が足りなかった、程度の釈明で済んだのではないだろうか、ということを木っ端が言うのも烏滸がましくてすいません。
いいインタビューアーというのは、いい編集者でもあると思う。で、編集といえば、Ohmynewsにこんな記事があった。
http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000660
共有PCでログアウトすらしないユーザーもユーザーで、それをたまたま覗き見してしまった、というのはまだ仕方ないとしても、書き加えるのはまずいだろ!
改めて、Ohmynewsのデスク(原稿の関門)や編集はいったいどうなっているのだろう?と思った次第。それともやっぱりこれは、PVアップのための陰謀なのだろうか…。
ということは、ITmediaの記事もOhmynewsの話題づくりで、鳥越さんと岡田記者が実は二人三脚で…udud。
↓興味のある方はこんな本も。Amazonアソシエイツなので、むかつく方はこっち。
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黒子の存在
インタビューとは何か


コメント
確かに、コメント欄よりTBを設けた方が、まだ建設的になるかもしれません。が、いずれにせよ、なんかぐちゃぐちゃですよねぇ。一ヶ月くらいは試行錯誤が許されるかも知れませんが、その後もこれですと相手にされなくなるかも>あざらしさん。 おっしゃる通りですね>某Sさん。事前勉強も必要ですが、なかなか難しいのです。特に女子アナはそれが芸ですから仕方ないかと。でもアスリートには失礼かもしれませんねぇ。
投稿: 管理人@踊る新聞屋-。 | 2006年9月 6日 (水) 23時00分
インタビューをするスキルとは、まず相手と語り合えるだけの知識、会話の間の取り方、しゃべりの抑揚だと思います。
それにしても、最近の競馬中継のアナのインタビューは酷い!!!!と思いませんか?
投稿: 某S | 2006年9月 6日 (水) 20時17分
♪こんばんは。
この数日オーマイニュースを読んでいますが、何がしたいのかよく理解できません。
特に途中までの記事(以降はマイニュースででしたか)は、読者を馬鹿にしていると批判されても仕方がないですね。
コメント欄も本当に必要なんでしょうか?
それよりも。各記事にTBできるようにしたほうがいいと思うのですが???
投稿: あざらしサラダ | 2006年9月 5日 (火) 22時02分